「やがわ整骨院ロータリー院 健康通信6月号」
こんにちは。院長です。
そろそろ梅雨入りの時期になりますね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は「梅雨の時期の痛み」についてです。
梅雨時は痛みがつよくなる!
わたしたちの体は気温や気圧や湿度などの影響を常に受けています。一方、人体の中には外部の環境が変わっても内部の環境を一定に維持しようとする機能(ホメオスタシス)が備わっており、気象が変わって外部の気温、気圧、湿度などが変化するたびに、内部環境を一定に保とうと必死に頑張っています。しかし急激な気象の変化は、うまく体を調整できなくなり痛みをひきおこすのです。
気象の変化が自律神経のバランスを狂わす
第一は前線や低気圧の接近による気圧の急激な低下です。
気圧が低下すると、体内で炎症物質ヒスタミンが発生します。炎症反応を持つこのヒスタミンが痛みの原因となってしまうのです。また、気圧の低下は体内の水分の循環をさまたげ、体内に水分が貯まって組織にむくみが生じます。たとえばむくんで膨張した体の組織に神経がふれると、神経が圧迫され、痛みがつよくなります。また、気圧が低下すると手足の血行が悪くなる一方、脳の血流は増えてズキンズキンという頭痛を招くこともあります。
二つ目の原因 は、気象の変化が自律神経に及ぼす影響です。
たとえば気温が急激に変化すると、副交感神経や交感神経が活性化します。すると、これらの神経が敏感になることで自律神経のバランスがくずれてしまい、頭痛がしたり古傷が痛んだりするのです。
三番目の原因 は、体や心が急激な気象の変化をストレスと受け取ってしまうことによるものです。
体が気象の変化をストレスと受け取った場合、脳下垂体が反応してホルモン分泌に異常をきたし、体調が狂ってしまいます。
いろいろな原因が考えられますので、「何かおかしい?」と感じたり、心配なことがあれば、いつでも相談においでください。