『長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい』
こんにちは!スタッフの左治木です。
暑ーい天気が続き、外に出てくのもうんざり……こんな時期は家でゆっくり読書、なんてのもいいですよね♪
私は最近本屋さんで大人気の本、
「長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい」
を読んでみました。
今回はその内容と感想をお伝えします!
本書の著者の慎孝子さんは鍼灸師の方で、外科医の先生が考案されたふくらはぎマッサージ健康法のメソッドを分かりやすく解説されています。
ふくらはぎを揉むことで全身の血流が良くなり、免疫力 基礎代謝を高め、病気や不調が改善できる、ということを様々な症状を通して説明しています。
例えば、
高血圧
糖尿病
心筋梗塞
アトピー
腰痛
肩こり
冷え性
不眠
更年期
ボケ などなど……
ではなぜ「ふくらはぎ」なのでしょう?
「それはふくらはぎのおかげで、血液がスムーズに体をめぐっているからです。
人間の血液は重力のために約70%が下半身に集まります。
ふくらはぎは上からどんどん降りてくる血液を受けとめ、重力に逆らって、せっせと心臓に戻すポンプとして、日夜働き繋がる続けています。
第2の心臓と呼ばれるほど重要な働きをもつ、筋肉器官なのです。」
(同書4頁 はじめに より)
血流を改善出来れば病気を防げる→長生き出来る!ということ。
で、『長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい』という訳ですね。
とにかく徹底的にふくらはぎをテーマにしたこの本、 非常に分かりやすいです。
整骨院で施術している立場から注目したところは、やはり腰痛等痛みに関する項目でしょうか。
確かに施術していて、腰の痛みを持つ方で、ふくらはぎが固い方は年齢 男女問わず、非常に多いです。
著書中にも書いてあるのですが、腰の痛みとふくらはぎの固さ、これは同じ原因から起こっている場合があります。
その原因とは『全身のバランスの崩れ』。
腰の痛みを持つ多くの方が立った際の姿勢や動く時のバランスを崩しており、ふくらはぎや足首で微調整しています。
例えば、最近多くなってきているのが「反り腰」の人。
お腹を突き出すような姿勢で腰をぐっと反らして立つ癖がある方ですね。
これは腹筋等が弱くなり、背中を丸めて、腰を反らせた姿勢で体を安定させている事が原因です。
特に若い女性の方に多いですね。お腹だけポコっと前に出てしまっていることは無いですか?
この姿勢になると、重心が前にかかり、爪先立ちの様な姿勢になります。爪先立ちをすると……ふくらはぎが固くなりますね!
また、常に腰を反らせているため腰の周りの筋肉や関節に大きな負担がかかります。
この姿勢が続くと、腰の痛みが生じやすく、またふくらはぎも常に緊張するような状態に!
こうした状態の時に、ふくらはぎをほぐすと筋肉や足関節の柔軟性が増すため、腰の可動範囲が広がります。
また血行も良くなるため疲労が取れやすくなります。
ただ根本的なバランスが解決されないと、腰の痛みを繰り返しやすいというリスクが残りますし、ふくらはぎもすぐに固まってしまい易いのです。
ふくらはぎは、確かに体の血流の良さやバランスを見る大切なバロメーターです。
ふくらはぎが柔らかい状態を保つ為に、ストレッチやマッサージで部分のケアをすることは大事なこと。
更に言えば、ふくらはぎが固くなるような体の使い方や普段の姿勢、腰や股関節、足首の関節の柔軟性の改善も大切ではないでしょうか。
ふくらはぎが固くなるには、原因が必ずどこかにあるはず。
それを見つけて改善する事は、体の全体の不調の改善にも繋がると思います。
自分がどんなバランスで立っているのか知りたい!体が固くて自分でケアするのは無理!痛みを解決したい!
そんな方はぜひ当院へご相談下さい!