「やがわ整骨院ロータリー院 健康通信7月号」
おはようございます。院長です。
最近、頭痛などの自律神経の疲れからくる症状の方が増えてきましたので
ワールドカップで寝不足だと思いますが、体調管理には良く動く!バランス良く食べる!良く寝る!が大切です。
今月はこういった体調管理が大切になってくる。
この時期起こりやすい「熱中症」についてお話をしたいと思います。
まず熱中症とは、暑熱環境で発生する障害の総称で、熱失神・熱疲労(ねつひはい)・熱けいれん・熱射病などに分けられます。
この中でもっとも重いのが、熱射病で…死亡事故につながる事もあります。
熱失神…血圧が低下し、脳血流が減少し、めまい・失神などがみられる。顔面蒼白となって、脈は速く・弱くなる。
涼しい場所にて水分補給しましょう。
熱疲労…脱水による症状で、脱力感・倦怠感・めまい・頭痛・吐き気などがみられる。
涼しい場所にて水分補給しましょう。
熱けいれん…大量に汗をかいたときに、水分だけしか補給しないでいると、血液中の塩分濃度が低下して、足・腕・腹部の筋肉に痛みをともなったけいれんがおこる。
生理食塩水(0.9%)を補給しましょう。
熱射病…体温の上昇によって、中枢機能に異常をきたした状態。
意識障害(反応が鈍い・言動がおかしい・意識がない)がおこり、死亡率が高い。
身体を冷やしながら、すぐに病院に行きましょう。(119番で救急車を呼ぶ)
皆さんそうだと思いますが、自分の汗をなめてみてください…しょっぱいです。
これは、汗の成分が99%以上は水ですが、いっしょに『ナトリウム・カリウム・マグネシウム・カルシウム』などのミネラル分
や『尿素・乳酸・アンモニア』なども含んでいるためです。
水分と塩分が失われる事によって、熱中症を起こす原因ともなっています。
予防法 としては、皆さん大量に汗をかいた際には水分補給をするとは思いますが、水だけを飲むと、かえって血液の塩分濃度
が薄まってしまい、それ以上水分が欲しくなくなってしまいます。
また、余分な水分を尿として排泄してしまいその結果体液の量は回復できなくなりますので水分補給の際には、生理食塩水(し
お水)がお勧めですが、実際はしょっぱくて飲みずらいと思います。
経口補水液や市販のスポーツ飲料(100ml中にナトリウム(塩分)が40~80㎎入っていればOK)が良いかと思います。
あとは、麦茶に一つまみの塩を入れてみたり水分補給の際に『梅干し』を一緒に食べてみる!なども意外に効果があると思いま
すよ。(逆に、『コーヒーやお茶(緑茶)』には利尿作用がありますのでお勧めできません。)
暑さに負けず、楽しい夏を過ごしましょう!