やがわ整骨院 健康通信6月号
こんにちは!
やがわ整骨院の安田です。今月の健康通信は最近増えてきている肩関節についてです!
ぜひご一読下さい!
【肩関節周囲炎】
(四十肩・五十肩)
「最近、肩を捻ったり打ちつけたりした覚えがないのに肩関節の周囲に痛みを感じるようになった。1~2週間もすれば治るだろうと思って放置しておいたら、1~2か月経っても痛みが引かない。逆にどんどん痛みが強くなり、肩関節の不用意な動作で痛みが強くなり、肩の動きが悪くなってきた。
夜間にも痛みが強く、寝つけないようになった。」これは40~50歳代の男女、初老期の方々に多く発症する肩関節周囲炎の典型的な症状です。
肩関節周囲炎の多くは、軽微な外傷をきっかけにして除々に肩関節の痛みや動きの制限が強くなって行きます。
負傷した時期や原因がはっきりしない為に一時的な疲れや肩こりなどと思い込み、我慢し放置しておくと完治するまでに一年近くかかるものもあります。たいした痛みではないので簡単に考えてしまい、医療機関への受診が遅れてしまいがちになります。
このような自覚症状がでたら医療機関や整骨院などで、早めの治療をお勧めします。
日常生活の中で肩関節は、色々な方向への動く範囲が広く、柔軟性がある為に外傷も受けやすいようです。
自覚症状をあまり感じないような負傷も、長い年月動かし続けているうちに、肩の周辺の靭帯や腱にキズや炎症が発生します。
肩関節周囲炎は、急性炎症期と慢性拘縮期に分かれています。
急性炎症期では、安静と鎮痛消炎剤などの注射で経過を診て、1~2週間の安静で鎮痛したら自動運動訓練からリハビリを始めます。
肩に動きの悪さや夜間の痛みなどの症状がでてきたころには、慢性拘縮期にはいっており、電気治療・温熱治療・運動療法などで改善していきます。
医療機関の治療と併用して自宅でもできるリハビリを紹介します。お風呂のシャワーを局所的に首、肩、肩甲骨付近にあてて患部を温めることにより肩関節を動かす筋肉の緊張を緩和させることができます。
家族のいる方は、軽く肩や背中にマッサージなどをしてもらえると血液循環が良くなり有効的です。運動では、滑車を使った運動や重りを使った振り子運動などがあります。
医療機関の治療と併用してやっていくことが、大幅な治療期間短縮にもつながっていきます。
治った後も再発予防のために肩関節付近の筋肉トレーニングや日常的に首、肩を冷やさず肩関節周囲の筋肉に継続的過剰な負担をかけないようにして血液循環をよくしておくことが大切です。