踵の痛み!
かかとの痛み
かかとの痛みとアキレス腱の痛みは、活発な子供の成長期によくみられます。
子供の骨のなかでもっとも弱いところは『成長帯(骨端軟骨層)』です。かかとの成長帯は図のように末端部にあります。ふくらはぎのとても強い筋は、アキレス腱を介して間接的に、子供の骨の弱いところを引っぱっています。さらに歩くだけでも、アスファルトで舗装された道路に、かかとをぶつけている状態になります。
◎ 日常の動作が痛みの原因になっている場合
バランスのよい歩き方は、かかとへの負荷がおよそ7割、つま先への負荷がおよそ3割です。つま先でしっかり地面をつかんで歩くように心がけましょう。歩き方が悪いと、ほとんどの負荷がかかとに集中してしまいます。
◎ 運動時(野球・サッカー・バスケットボール等)の痛み
成長帯は、走る・蹴る・ジャンプなどをすることで、通常より強い力で筋肉に引っぱられたり、地面からの強い衝撃によりダメージを受けます。かかとに腫れもなくても、軽く押して痛みがある場合には、安易に考えないでください。
それは使いすぎですから、少しペースダウンをしてくださいという身体からの警告です。楽しくプレーするためには、このようなサインを見逃さず、早めに治療することが大切です。
更に踵の痛みの背景には、腰や股関節の柔軟性が足りずに衝撃吸収がうまくいかない場合や腰からの神経伝達異常で痛みとして出ている場合もある為、
股関節や腰の柔軟性をつける施術やケアが必要です。
怪我なくスポーツをしていく為にぜひ参考にしてみてください。